愛媛県の島上島諸島佐島
佐島
佐島地図
佐島(さしま)上島諸島
橋が未来に繋ぐ
住所/愛媛県越智郡上島町弓削佐島面積/2.67km2周囲/9.8km標高/119.6m人口/428人(R2)・489人(H27)・519人(H22)・582人(H17)・667人(H12)・721人(H7)国勢調査
アクセス/[芸予汽船
[フェリー]因島・土生(はぶ)港生名島弓削島→佐島港(16分)
[快速船]今治港大島伯方島岩城島→佐島港(54分)
概要
佐島は瀬戸内海のほぼ中央、弓削島の南西に位置する。愛媛県には八幡浜沖にも同名の無人島があるので混同しやすい。
標高119.6mの横峯山を最高点として全体的に平坦な台地状で、民家は北西端に集中。島内からは古墳(福羅古墳)や石棺など古代の遺物もみつかっている。弓削島などとともに古くから塩田が拓かれ、中世には石清水八幡宮の荘園地だったと伝えられる。江戸時代の頃から優秀な船大工を排出するようになり、近年まで造船業に携わる人も多くいた。明治期には北米などへの移民を送り出したこともある。
漁業は振るわず、柑橘類栽培などの農業が主。春にはミカンや浜大根の花が咲き、秋冬は野地菊の花で島が白く飾られる。
平成8年(1996)3月に弓削大橋、平成23年(2011)2月には生名橋が開通し、弓削島、生名島、佐島が陸続きとなり孤立感は解消され、将来は本土まで陸続きとなることが期待されている。
弓削大橋・生名橋
名所
佐島八幡宮
佐島八幡宮…祭神は応神天皇、神功皇后、三女神。創建時期は定かではないが、慶長3年(1598)に元々あった厳島神社境内に再建され、後に同八幡宮が中心となったもの。鳥居をくぐって左側に厳島神社、右側に四坂神社と甕(みか)神社がある。境内には享保19年(1734)奉納の灯篭や三十六歌仙の絵馬、拝殿天井には卯(東)酉(西)が逆になっている逆針羅針盤が描かれている。
西方寺
西方寺…弓削島・自性寺の末寺で臨済宗の寺。門の阿吽像が個性的で面白い。明治初期にはこの寺を借りて研精小学校が開設されている。
横峯山…標高119.6m、佐島で最も高い山。頂上は見晴らしがよく、瀬戸内海の多島美が見渡せる。室町時代は烽火台が置かれていた。
石槌山…横峯山の北側に連なる峰。村上水軍の見張り所だったと言われている。
福羅古墳…南側の福良地区にあった古墳時代後期の古墳。現在は道路工事で撤去されている。
宮ノ浦(みやんな)製塩遺跡…古墳時代前期(3世紀頃)の製塩遺跡。発掘の途中、中世の塩田跡も見つかっている。
大将宮(だいじょうごう)…中世の城館跡。堀切などが発見されている。

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