●北大東島(きただいとうじま)[
大東諸島]
★沖縄県の最東端、神の国
●住所/沖縄県島尻郡北大東村
●面積/11.94km2
●周囲/18.3km
●標高/74.0m
●人口/590人(R2)・629人(H27)・665人(H22)・588人(H17)・671人(H12)・575人(H7)国勢調査
●アクセス/【飛行機:
北大東空港】
JAL
沖縄・
那覇空港→北大東空港(1時間10分)
※南大東島経由便は1時間45分。
【船:フェリー】
大東海運
沖縄・
那覇泊港→北大東島(14時間)
沖縄・那覇泊港→
南大東島→北大東島(14時間40分)
概要
★沖縄本島の東約340km、北大東島、南大東島、沖大東島からなる大東諸島の一番北にある島。沖縄県最東端。
★大東諸島は隆起珊瑚礁によって形成され、周りは断崖が囲み、真ん中が窪地になっているのが特徴。
★古くから沖縄本島の人々から遥か東の彼方に浮かぶ島として「うふあがり島」と呼ばれており、神々が住むニライカナイとして信仰する人もいる。「うふあがり」の“うふ”は大きい、“あがり”は東という意味。
★定住は明治36年(1903)に八丈島出身の実業家・玉置半右衛門が島の開発に着手したことによる。彼は伊豆諸島の鳥島で羽毛布団の原料となるアホウドリを乱獲して財を成したことで知られているが、南大東島や北大東島ではリン鉱石の採掘とサトウキビの栽培を中心に開発を進めた。半右衛門は明治43年(1910)に亡くなり、会社は他社に買収されたが、リン鉱石の採掘と製糖は続けられ、最盛期には島の人口が4,000人にも達した。今では戦前に建てられた燐鉱石貯蔵庫跡や製糖工場の出張所跡が廃墟として朽ちるままに残されている。
★『
空飛ぶ「漁船」(pdf)』「
島の宝100景」。
★大東諸島は沖縄県に属するが、開拓団に八丈島や関東の人が多かったことから文化もそれに準じたものになっている。また、孤立した環境からダイトウオオコウモリやダイトウメジロ、ダイトウヒラタクワガタなどの固有の昆虫、動植物もたくさん見られる。