●獅子島(ししじま)
★化石の島
●住所/鹿児島県出水郡長島町獅子島
●面積/17.05km2
●周囲/36.5km
●標高/932.9m
●人口/637人(R2)・689人(H27)・757人(H22)・851人(H17)・981人(H12)・1,082人(H7)国勢調査
●アクセス/
[
天長フェリー]諸浦島・諸浦港→片側(かたそば)港(20分)
中田港(天草下島)→片側港(30分)
[波戸汽船]出水市・
米ノ津(こめのつ)港→片側港(1時間30分)
[
山坂汽船]長島・宮ノ浦港→幣串港(20分)
概要
★獅子島は八代海に浮かぶ離島。位置的には熊本県に含まれそうだが、鹿児島県の島。室町時代には肥後(熊本)の領地だったが、永禄8年(1565年)の島津氏との領地争いに負け、以来薩摩(鹿児島)のものとなり、鹿児島県最北端の地ということになった。島名は薩摩の領地になる前にこの島を治めていた獅子谷七郎という武将の名から来ている。島の最高峰は七郎山(しちろざん)(393m)。
★獅子島や熊本県の御所浦周辺は2億年から1億年前に隆起したもの。古い地層や海岸の石からアンモナイトや珍しい貝の化石が見つかっている。化石と言えば御所浦島か獅子島だと言われるほど。
★雲仙天草国立公園に含まれ、周囲の景色は「薩摩松島」と呼ばれる。七郎山や天道山(360m)に登れば、織りなす島々の景色を一望できる。
★漁業が盛ん。ブリ・タイ・ヒラメなどの養殖。農業はみかん栽培が主。甘夏みかん、デコポンなど。