●海驢島(とどしま)[海馬島]
★トドとアシカが住人
●住所/北海道礼文郡礼文町大字船泊村
●面積/0.21km2
●周囲/4km
●標高/44m
●人口/無人島
●アクセス/礼文島からチャーター船
概要
★日本の最北端は北方領土を除くと宗谷岬になる。それと肩を並べるように北端を競っているのが礼文島のスコトン岬。緯度的には僅かに宗谷岬より南にあるので日本の最北端ではないのかもしれないが、スコトン岬の展望台には「最北限の地スコトン岬」とある。そしてスコトン岬から北へ約1.2kmのところに海驢島がある。
★トドがいる島、形がトドに似ているなどが島名の由来といわれ、「海驢島」「海馬島」「トド島」などの表記がある。ちなみに「海驢」はアシカ。トドはアシカ科の中でより大きい種類のこと。また、「海馬」はセイウチ、ロシア語の「Сивуч(シヴーチ)」が変化したもの。トドとセイウチは似て非なるものだが、セイウチ島とはならなかったようだ。
★昭和40年頃までは20軒以上の番屋が設けられ、6~8月のコンブやウニ漁の季節にはたくさんの人が移住して漁が行われた。今では季節移住はなくなったが、冬にはカモメやトドが群れる島となっている。