●色丹島(しこたんとう)
★北方領土(ロシア名:
Остров Шикотанシコタン島)
●住所/(日本の行政区域では根室支庁)北海道色丹郡色丹村
●面積247.7k㎡
●周囲/152.3km
●標高/412.6m
●人口/3,319人(2020年)・2,917人(2016年1月)・3,169人(2006年ロシア統計)・[昭和20年8月当時日本人1,038人]
●アクセス/元島民及び関係者の(四島交流、北方墓参、自由訪問)による渡航/
【ロシア発行のビザを取得して渡航】
【船・サハリンクリル海運】
サハリン・コルサコフ(大泊)港→斜古丹港(北方領土をロシアの領土と認めることになるので、日本政府はこの方法での渡航に自粛要請をしている)
概要
★色丹島は根室半島の北東76km、同じ北方領土の歯舞群島の北東約20kmにある。
★最高峰は北部の斜古丹(しゃこたん)山(412.6m)。全体的に300m前後の山々が連なり、高山植物が覆っている。
★島内からは縄文式土器やオホーツク土器(モヨロ式土器)、貝塚が発見されている。
★日本人(和人)がこの島と関係を持ち始めたのは18世紀の終り頃。それ以前は少数のアイヌ人が暮らしていた。1856年から20年ほど無人島になったが、1875年(明治8年)の千島・樺太交換条約締結後の明治17年に、千島列島の北端にある占守島から97人の千島アイヌ(クリル人)が強制移住させられた。しかし、生活環境に馴染めずその後絶滅したと伝えられる。
★日本人(和人)が本格的に定住を始めたのは明治20年頃からで、大正から昭和のはじめには捕鯨基地などもでき、大いに栄えた。
★1945年9月以降ロシアの統治下となった。斜古丹に中心集落がある。
★色丹島の名前の由来はアイヌ語のシ・コタン(大きい・村)。