沖縄県の島八重山諸島由布島
水牛車
由布島図
由布島(ゆぶしま)八重山諸島
のんびり水牛車
住所/沖縄県八重山郡竹富町字古見
面積/0.15km2周囲/2.0km標高/1.9m人口/16人(H27)・21人(H22)・?(H17)・32人(H12)・30人(H7)国勢調査
アクセス/[バス]西表島・大原→美原(20分)/水牛車乗り場(西表島美原)から水牛車→由布島/(干潮時徒歩でも渡れる)
概要
由布島空撮
「ゆぶ」とはこの地方の方言で砂州を意味している。由布島を航空写真で見ると、ほとんど砂に埋もれて西表島と同化している。満潮時は腰の辺りまで海水が来ることもあるが、潮が引くと西表島と由布島は陸続きになり、徒歩や車で渡ることができる。観光客が三線を聴きながら西表島と由布島の間を水牛車に揺られる光景は、八重山の象徴的な景色としてたびたび紹介されてきた。
西表島は古くからマラリアの発生地として入植を拒み続けてきた。東側の古見地区は17世紀の後半には集落が作られていた。当時の由布島に人が住んでいたかは不明だが、いつの頃からか由布島には御嶽(おたき)が置かれ、そこでは雨乞いの儀式が行われていた。
記録に残るところでは、戦後の昭和22年(1947年)に竹富島や黒島から入植があり、翌年には小学校も作られている。一時期は人口が100人になったこともあった。もともと由布島は平らで風通しが良かったので、マラリアを媒介する蚊が少なかったこともあり、対岸の西表島に水田を作り、由布島の家で寝泊りをするという生活が行われていた。しかし、昭和44年の台風で甚大な被害を被ったことで、多くの島民は西表島(美原)へ移住している。
亜熱帯楽園
この島を「ハワイのような夢の楽園にしたい」。そう願って島を開墾し続けた人がいた。西表正治ご夫婦。台風の被害でみんなが島を離れるなか、島に残り、道を整備し、椰子を植え、草花を植え、そして昭和56年には遂に植物楽園をオープンさせた。
現在の由布島はほとんどが動植物園になっていて、亜熱帯植物だけではなく、ヤシガニやインコ、イノシシなどの動物も飼育されている。園内にはレストランやお土産屋はあるが、宿泊施設は無いので夕方には西表島へ帰ることになる。

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