●渡嘉敷島(とかしきじま)[
慶良間諸島]
★命の深さも見通す透明の海
●住所/沖縄県島尻郡渡嘉敷村
●面積/15.31km2
●周囲/19.6km
●標高/227.3m
●人口/718人(R2)・730人(H27)・756人(H22)・785人(H17)・730人(H12)・725人(H7)国勢調査
●アクセス/【高速船】沖縄・那覇泊港→渡嘉敷港(35分)
【フェリー】沖縄・那覇泊港→渡嘉敷港(1時間10分)
概要
★世界でも屈指の透明度を誇る慶良間。渡嘉敷島はその中心島。山がちで平地は少なく、入り江に渡嘉敷、渡嘉志久、阿波連の3つの集落がある。かつては漁業が中心だったが、現在では民宿、ダイバーズショップなどの観光業が中心。
★1945年3月23日。慶良間の人々にとっては全く予想もしなかった米軍による砲撃、進攻が始まった。沖縄本土攻撃の拠点にするための慶良間占領だった。エメラルドグリーンに輝く海は米艦船に埋め尽くされ、艦砲射撃は容赦なく降り注いだ。米軍は3月26日に座間味島へ、27日には渡嘉敷島へ上陸。それまで鬼畜米英と教えられてきた住民にとって、米兵の上陸はパニックとも言える恐怖心を抱かせ、人々は死という逃げ道しか残されていない状況にまで追い詰められた。3月28日の自決数329人。渡嘉敷島には「集団自決跡地」の碑が建てられている。
★『
魚が泳ぐ町並み(pdf)』「
島の宝100景」。