●六島(むしま)[
平戸諸島][
小値賀諸島]
★時間厳守の島
●住所/長崎県北松浦郡小値賀町六島郷
●面積/0.69km2
●周囲/3.1km
●標高/73.4m
●人口/1人(R2)・3人(H27)・22人(H22)・31人(H17)・50人(H12)・56人(H7)国勢調査
●アクセス/[
町営船はまゆう]
小値賀島笛吹港→六島港(20分)
概要
★六島は
野崎島の北約1kmにある小島。北に
宇久島、南西に小値賀島がある。火山噴火の溶岩流出によって形成された。周囲は潮の流れが速く、昔から港の出入りには苦労があった。
★「時間厳守の島」。明治39年に起こった海難事故に由来。一人の島民が船出の時刻に遅れたことで、急激に変化した潮の流れに乗れず船が転覆。この惨事以来、“時間厳守”が島のモットーとなり、それどころか約束の時間の遥か前にはみんなが集まってしまうという、行き過ぎ現象も島の特色だという。
★島内からは縄文時代の石器が発掘され、古代人の足跡もみられるが、先祖は小値賀島の六方(ろくかた)からの移住だと伝えられる。
★江戸時代になると日本でも鯨組という組織が作られ捕鯨が盛んになる。平戸島の北西にある
生月島(いきつきじま)が捕鯨で栄えたことは知られているが、六島は1652年に捕鯨基地が置かれ、西海捕鯨のさきがけとなった。
★周囲の海は釣りの穴場。島内には宿も店も無いので、来島は計画的に。
関連リンク
小値賀町