長崎県の島五島列島久賀島多々良島
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久賀島
久賀島(ひさかじま)五島列島]
伝説の島、椿の里
住所/長崎県五島市久賀町・蕨町・田ノ浦町・猪之木町
面積/37.35km2周囲/62.8km標高/340.9m
人口/264人(R2)・302人(H27)・404人(H22)・514人(H17)・577人(H12)・694人(H7)国勢調査
アクセス/[木口汽船]
福江島・奥浦港→田ノ浦港(高速船10分・フェリー19分)
福江島・福江港→田ノ浦港(高速船20分・フェリー34分)
他、チャーター船[久栄丸][久賀海上タクシー]
概要
五島列島の奈留島と福江島の間にあるのが久賀島。海岸線は複雑で久賀湾が中心部へ深く入り込み、200mを超える山々が周囲を取り囲んでいる。坂が多いことが由来なのか、古くは“千坂島(ちさかじま)”と呼ばれていたものが、寛永15年(1638)に深江(福江)の石田陣屋竣工を祝して“久賀島”と改められた。
田ノ浦町と蕨町では漁業、中央の久賀町と西部の猪之木(いのき)町では農業が営まれ、魚のミリン干しやサツマイモを蒸して作る団子が特産。また、山中にヤブツバキの原生林があることでも知られ、田ノ浦港にある「椿の里センター」が来島者の窓口。
延暦23年(804)に遣唐使船で最澄、空海が立ち寄った。平家の落人伝説。隠れキリシタン伝説。幻の高麗島の移民伝説など多くの伝承・伝説がある。
見どころ
五輪教会
旧五輪(ごりん)教会…明治14年(1881)に浜脇教会として建てられたものを昭和6年にそのままの形でこの地へ移築したもの。五島の木造教会で最も古く国指定重要文化財。現在は昭和60年に建てられた五輪教会が祈りを捧げる場になっている。
浜脇教会
浜脇教会…昭和6年に建てられた鉄筋コンクリート造りの美しい教会。木造の旧聖堂は五輪地区へ移築されている。
牢屋の窄(さこ)…明治元年(1868)9月に起きたキリシタン弾圧。僅か6坪の小屋にキリシタン信者200人余りを8ヶ月にわたって押し込め拷問を続けた場所。現在では記念聖堂や殉教記念碑が建てられている。キリスト教が許され解禁になったのは明治6年(1873年)のこと。
ヤブツバキの原生林…全国的にも珍しいヤブツバキの純林。主に南東と南西の海岸近くの山中に見られる。県指定天然記念物。
細石流(ざざれ)地区…島の北西部にある地区。休校になった学校や朽ちてしまった教会跡がある。細石流天主堂は大正10年に建てられ、昭和46年に廃堂になった。道はヤブが茂りこの地に辿り着くのは難しい。
多々良島
多々良島(たたらじま)五島列島]
福江海中公園
住所/長崎県五島市平蔵町
面積/0.75km2周囲/約4.5km標高/156m
人口/無人島
福江島の早崎鼻の東約1km、久賀島の南端から約1.2kmほど南にある無人島。
島の周囲にはサンゴの群生や熱帯魚を見ることができるダイビングスポット。夏には無人島探検で訪れる人もいる。かつては砥石の産地。

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