●桂島(かつらじま)
★八代海の夕景
●住所/鹿児島県出水市荘
●面積/0.33km2
●周囲/2.7km
●標高/54.5m
●人口/8人(H27)・13人(H22)・18人(H17)・32人(H12)・26人(H7)国勢調査
●アクセス/定期船は無く、蕨島・野口港からチャーター船で約10分
概要
★桂島は出水市の蕨島から北へ約2kmの海上に浮かぶ島。小島と前島の二つの無人島を従えている。これらの島々は堤防で繋がり、波風を凌ぐ良港が造られている。平地が少なく農地がほとんど無い桂島にとってこの安全な漁港が生活の支えになっている。
★寛政年間(1789年~1800年)に天草から3家族が移住したという記録があり、これが定住の始まりとも言われている。1792年(寛政4年)に雲仙普賢岳が噴火、島原城下町の背後にある眉山が大崩落を起こし、それによる津波が対岸の天草に大きな被害を出している。「島原大変肥後迷惑」と呼ばれ語り継がれている。この災害が原因で3家族が移り住んだ可能性も否定できない。
★人口は昭和30年に170人を数えたことがあるが、それをピークに人口減少が続いている。