山口県の島萩諸島見島
mishima_ph.jpg 見島本村
見島
見島(みしま)萩諸島
鬼ヨーズって何?
住所/山口県萩市見島
面積7.73km2周囲/17.5km標高/175m
人口/689人(R2)・864人(H27)・963人(H22)・1,096人(H17)・1,256人(H12)・1,320人(H7)国勢調査
アクセス/[萩海運
[高速船]萩港→本村港(1時間30分)→宇津港(10分)
概要
山口県の北東部に位置する萩港から北北西へ45km、見島は日本海に浮かぶ孤島。全体的に緩やかな稜線が続き北東側に宇津地区、南側に本村地区と2つの集落があり、気候は対馬暖流の影響で比較的温暖。農業も漁業も盛んに行われ「見島牛」や「鬼揚子米(見島産コシヒカリ)」などの見島ブランドも生産されている。天気が良く空気が澄んでいる時にはうっすらと朝鮮半島を望むことができ、古くから大陸との交易の中継地として知られていた。
鬼ヨーズ
見島産コシヒカリの商品名にもなっている「鬼揚子(鬼ヨーズ)」とは畳6~8枚くらいはある大凧のこと。家に長男が生まれると年末に親戚や近所の人が集まり和紙を貼り合わせて大凧を作り、正月に競って大空に揚げる。鬼の子を揚げる・・・子供が元気に育つようにという願いが込められている。見島は『鬼ヨーズ(凧)pdf』で「島の宝100景」に選ばれた。
ジーコンボ古墳
ジーコンボ古墳群…南東部にある積石古墳群で、7世紀後半から10世紀初頭にかけて造られたもの。島の言葉で年寄りのことを「ジーコー」と呼ぶことから「年寄りの墓」を意味するという説や台湾語で共同墓地を意味する「地公墓(ジコウボ)」が語源だとする説があり、大陸からの進入に備えた「防人(さきもり)」の比較的身分の高い人の墓ではないかと思われている。
見島八幡宮鰐口
笠石(ナバ石)…男性器をイメージしたとされるもので、笠の上に石を載せると願い事が叶ったり良縁に恵まれたりするという言い伝えがある。本村地区に点在する原始宗教の遺物だとされている。見島八幡宮鰐口…南北朝時代の至徳4年(1387) に寄進されたという鰐口(わにぐち)。讃岐坊梵鐘…応永20年(1413)に地頭が覚満寺に寄進したものとされている。
宇津観音堂
宇津観音堂…宇津港の北、観音崎の断崖から階段を降りた所にある観音堂。人気のない断崖を降りてゆく不気味さから“冥土への入り口”や霊力がある“パワースポット”と言われる場所。弘法大師が彫ったとされる観音像が本尊で、毎年8月10日には御開帳があり、この日に参ると千日分の御利益があると言われている。また観音堂の鰐口には応永13年(1406) に奉納という銘があり、室町時代には既に観音堂の存在があったという証になっている。
見島周辺には多くのフィッシングポイントがあり釣り人に人気。特に見島の北方約20kmには「八里ケ瀬」と呼ばれる国内有数の天然漁礁があり、大物のクロマグロや鯛を目当てに見島沖をめざす。また海水温が高く南方の熱帯魚やサンゴ類が見れることからスキューバダイビングも人気。

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