●六口島(むぐちじま)[
児島諸島]
★奇岩「象岩」
●住所/岡山県倉敷市下津井六口島
●面積/1.09km2
●周囲/5.9km
●標高/140m
●人口/7人(H27)・10人(H22)・12人(H17)・15人(H12)・16人(H7)国勢調査
●アクセス/
児島観光港や
下津井港からチャーター船
下津井港から(
民宿象岩亭)
概要
★六口島は倉敷市の南部、下津井港から南西へ約2kmの海上に浮かぶ有人島。森林に覆われた山々が海岸線まで迫り、海岸から頂にかけて、幾つもの谷が走る。島名は、6つの深い谷が海岸に向けて口を開けていたことに由来。
★島内からは先土器や縄文の遺物が多数出土。定住は、17世紀の終わり頃、岡山藩によって島守が置かれたことが始まりだと伝わる。北西部の僅かな平地に数件の人家がある。
★漁業が中心の生活。平地が少ないことから農業は盛んではない。昭和29年に下津井小・中学校の分校開校。昭和35年の人口46人、その後人口減少が続き、昭和49年には小・中学校は休校、平成元年には閉校。
★人口減少が続くなか、自然体験や釣りで島を訪れる人は多く、瀬戸大橋遊覧や民宿などの観光業を中心に生活が営まれている。
★島の西部にある「象岩」は巨大な花崗岩が波に侵食され出来たもので、形が大きな象に見える奇岩。国指定天然記念物。
★岡山県は、瀬戸内市の“黒島”、笠岡市にある無人島の“梶子島”、そしてこの“六口島”を「青少年の島」として指定し、青少年の自然学習の場として無料でキャンプ場等の施設を提供している。