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犬島
犬島地図
犬島(いぬじま)[犬島諸島]
犬より猫が多い
住所/岡山県岡山市東区犬島
面積/0.54km2周囲/3.6km標高/31m
人口/44人(H27)・54人(H22)・65人(H17)・84人(H12)・105人(H7)国勢調査
アクセス/宝伝(ほうでん)港→犬島港(5分)
概要
岡山市の南東沖約2kmにある有人島。東区に属する。
古くから石の採掘で知られ、良質の花崗岩は「犬島みかげ」と呼ばれ、岡山城、大阪城の石垣にも使用された。
菅原道真が大宰府へ向かう途中、立ち寄ったこの島の石が自分の飼っていた犬と似ていたことから、その石を犬石と名付け、後に犬石様がある島いうことで犬島となったという言い伝えがある。犬石の巨石が祭ってある犬石宮は犬ノ島にある。
明治42年に銅精錬所が開設。大正時代初期には最盛期を迎え、人口が5,000人を超える。しかし、第一次世界大戦が終わると銅価格が暴落、大正5年(1919)、犬島精錬所は操業停止となる。
昭和10年(1935)、日本硫黄株式会社岡山工場が操業開始。福島県から従業員が移住。人口約1,500人。同42年、後身の磐梯急行電鉄株式会社岡山工場が整理となり、従業員は全員解雇。翌年、曽田香料株式会社岡山工場が発足(着臭剤の製造)。
昭和60年、曽田香料株式会社の子会社・岡山化学工業株式会社発足。
人口減少が続き、平成3年、犬島小学校および犬島中学校閉校。
平成10年以降になると島おこしの機運が高まり、キャンプ場の整備、犬島小・中学校の跡地に「犬島自然の家」の建設。平成14年には犬島アーツフェスティバルの開催など島の再利用、観光化が進められる。
廃墟の工場や廃校になった校舎は映画やテレビのロケ地として利用され、廃墟見物に訪れる人が増える。昭和59年放送TVドラマ「さよなら西部警察」、映画「瀬戸内少年野球団」、平成10年公開「カンゾー先生」など。
産業遺産を活用したアートの島』「島の宝100景」。

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