小手島（おてしま）

●小手島（おてしま）［塩飽諸島］
★手作りアート
●住所／香川県丸亀市広島町小手島
●面積／0.60km2●周囲／3.8km●標高／95.1m
●人口／38人（R2）・36人（H27）・53人(H22)・51人(H17)・96人（H12)・120人(H7)国勢調査
●アクセス／［備讃フェリー］
【フェリー】丸亀港→広島→小手島（1時間20分）
【旅客船】丸亀港→広島→小手島（50分）
［海上タクシーイーグル］［にじ観光］

概要

★小手島は手島の南西約1kmにある小島。塩飽諸島の中では一番小さい有人島。
★古くから手島の属島として放牧地などに利用されていたが、江戸時代末期に手島から、明治初期に笠岡諸島の北木島と真鍋島から入植があり開拓された。

★当初は手島の人名（にんみょう）の縛りもあり厳しい生活が続いたが、戦後の漁業制度改革により漁業権が認められたことで塩飽諸島有数の漁業の島として発展をみせた。特にイカナゴ漁が盛んで、イカナゴ料理は島の特産。
★大正3年（1914）に現在の小手島小・中学校の前身である手島尋常小学校分教場が開校。昭和29年には小・中学校合わせて91人の生徒が通った。昭和35年の国勢調査では小手島の人口は284人を数えた。順調な漁業を背景に昭和50年頃までは横ばいだった人口は平成の時代を迎える頃には減少が続くようになり、小手島小学校は平成23年度から、中学校は同25年度から休校になっている。
★寂しくなった小手島だが、散策すると奇妙なオブジェに出くわす。カラフルな案山子、竹製の信号機、トリックアートの船、ひやけダルマ、等々。島民の手作りアートが訪れた人を迎えてくれる。
★昭和42年の映画「なつかしき笛や太鼓（木下恵介監督）」のロケ地。