●直島(なおしま)[
直島諸島]
★自然と産業と文化の融合
●住所/香川県香川郡直島町直島
●面積/7.80km2
●周囲/27.8km
●標高/122.9m
●人口/3,103人(R2)・3,139人(H27)・3,277人(H22)・3,476人(H17)・3,636人(H12)・4,079人(H7)国勢調査
●アクセス/
宇野港→風戸(せと)港/宮ノ浦港/直島港(20分)
高松港→宮浦港(フェリー:1時間、旅客船:25分)[チャーター:高速マリンタクシー・
川西マリン・四国汽船]
概要
★直島は大小27の島々からなる直島諸島の中心島。行政上は香川県だが、位置的に岡山県の影響が強い。香川県の高松港からフェリーで約1時間、岡山県玉野市の宇野港からは客船で約20分の距離にある。
★平地は少なく標高123mの地蔵山を中心に100m前後の山々が連なり、古くから製塩や漁業が盛んだった。保元の乱(1156年)に敗れた崇徳上皇が讃岐配流のおり、島民の素直さに触れて直島と呼び定めたといわれる。
★中世には水軍城も築かれ海運業が発達。江戸時代になると北前船の寄港地として栄え、また天領として芸能も盛んになった。
★大正5年(1916)、経済の復活を賭けて三菱の銅精錬所誘致を決定。雇用を生み、住民の生活は向上したが、懸念されていた煙害は島を禿山にし、周囲を巻き込み補償問題が起こった。
★時代とともに煙害は終息し、環境保全の取り組みと循環型社会の実現、さらには文化事業の参入もあって、北部は「三菱マテリアル直島精錬所」がある産業地区、中部は居住区や学校などがある文教地区、南部は美術館や劇場などがある文化地区へとそれぞれ特色のある島づくりがなされ、自然と産業と文化の調和が実現された島として注目される。
見どころ
ベネッセアイランド直島文化村…ホテル、美術館、キャンプ場などがある総合レクリエーションゾーン。
総合福祉センター…劇場ホール、温水プールなどを備える施設。
直島・家プロジェクト…本村地区の空き家や空地を利用して表現される居住空間アート。現在は「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒を公開。見学ツアーあり(有料)。
極楽寺…正式には八幡山極楽寺長寿院といい平安初期に聖宝尊師により開かれたと伝わる寺。元禄9年(1696)建立といわれる本堂や客殿をはじめ、山門、鐘楼など町の文化財。
八幡神社…桃山から江戸初期の建造と伝えられる県指定文化財。
直島つり公園…直島の南端、柏島との間にある釣り公園。40mの釣桟橋、浮き桟橋、磯釣り施設、貸し竿、餌あり。火曜休園。
web