●高根島（こうねしま）［芸備群島］
★みかん畑と灯台
●住所／広島県尾道市瀬戸田町高根
●面積／5.57km2●周囲／10.8km●標高／322m
●人口／432人（R2）・481人（H27）・550人（H22）・？人（H17)・669人(H12)・718人（H7)国勢調査
●アクセス／［本四バス］生口島・瀬戸田港→高根支所前（７分）
★尾道と今治を結ぶ「しまなみ海道」の中程にある楕円形の島が生口島で、その北西に接するように位置しているのが高根島。高根島と生口島は1970年に架橋された高根大橋で結ばれており、小・中学校や病院などの利用にはこの橋を渡って生口島へ向かう。高根山の中腹から山裾にかけてミカン畑が広がり、秋の収穫時には緑の中の黄色が長閑に映える。
●高根島と生口島を結ぶ「高根大橋」。1970（昭和45）年にミカンを運ぶための農道橋として開通。橋長は209mでミカン色をしている。平成８年に高根小学校が廃校になったこともあり、小学生が手をつないで渡る姿も見られる。
●高根島の北端、押崎鼻にある高根島灯台。初点灯は明治27年５月15日。明治43年４月に灯台の機能を停止し、潮流信号塔となったが昭和28年に電化されたことで再び灯台の役目を取り戻し、昭和34年に自動無人化が成され現在に至る。平成５年に改築されたが、初点灯当時の面影を残す貴重な石造り灯台だ。「日本の灯台50選」。