愛媛県の島越智諸島中渡島武志島
中渡島
武志島
中渡島(なかとしま)越智諸島
腕木式潮流信号機
住所/愛媛県今治市吉海町椋名
面積/0.04km2周囲/1.0km標高/64m人口/無人島
概要
中渡島は馬島の東約400mに浮かぶ無人島。越智諸島に属する。
中世の資料には「中途城」と記されているものがあり、平安時代末期には村上清長を城主とする城が築かれ、その後中世には村上水軍の拠点となる。
腕木式潮流信号機
急潮流で知られる来島海峡の中央に位置することから明治42年(1909)8月15日に関門海峡と時を同じくして日本初の潮流信号所が始動。ここに置かれた腕木式潮流信号機は赤丸と黒い長方形のプレートを上下させて潮流の向きを知らせるシンプルなもの。平成24年3月にその役目を終えるまで103年もの間航行する船舶の指標となってきた。信号機は平成2年に設置された2代目のものだが、アナログ感あふれるもの。初代のものは来島海峡大橋を望むサンライズ糸山(糸山公園)に展示されている。
灯台
中渡島灯台は明治33年4月初点灯の灯台。明治42年に潮流信号所が置かれたことで長い間廃止されていたが、平成24年3月に腕木式潮流信号が廃止されたことで再び灯台とし復活している。
武志島(むしじま)越智諸島]
務司城(むしじょう)
住所/愛媛県今治市吉海町椋名
面積/0.07km2周囲/1.6km標高/55m人口/無人島
概要
武志島は来島海峡に浮かぶ無人島。北に小武志島、北東に毛無島があり、これらの島の間に来島海峡第二大橋の橋脚が置かれている。
中世期に村上頼遠(よりとう)が築いた水軍砦「務司城(むしじょう)」が築かれていたと言われており、石垣などの遺構や生活用具が出土している。また、小武志島にも出城が置かれ、毛無島との間は船隠しがあった場所とされている。
武志島では明治から大正にかけて1万本あまりの桃の木が植林され、季節には桃の花で山が白く輝いていた。

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