●比岐島(ひきじま)[
来島群島]
★島の周りは釣りのポイント
●住所/愛媛県今治市今治村
●面積/0.30km2
●周囲/3.3km
●標高/比岐島57.5m、小比岐島64m
●人口/0人(R2)・0人(H27)・3人(H22)・6人(H17)・6人(H12)・8人(H7)国勢調査
●アクセス/定期船無し、チャーター船
概要
★今治港から東へ約7km、比岐島は燧灘(ひうちなだ)に浮かぶ島。東側には無人島の小比岐島、西側には鮫島、地粒島(じのつぶしま)、松島などの小島が点々とあり、周囲の海は釣り人に人気の海域。
歴史
★慶長年間(1596~1615年)に松の植栽があり、守役人が置かれた記録がある。その後、対岸の桜井の漁師が移住し、開拓定住が始まった。
★漁が盛んで最盛器には人口が70人を超えたこともあり、小・中学校も置かれていた。しかし、昭和40年を過ぎた頃から人口減少が進み、同45年に定期船が途絶え、同54年には小学校、同57年に中学校が閉校になり過疎に拍車がかかった。
★みかん栽培と漁業の島。定期船もなく、水は井戸水、電気は自家発電。平成22年の国勢調査では1世帯人口3、同27年には人口が0になった。
●平市島(へいちじま)
★来島水軍の出城
●住所/愛媛県今治市今治村
●面積/0.25km2
●周囲/2.5km
●標高/95.9m
●人口/無人島
概要
★比岐島から南へ約3.4km、平市島はクロマツ林が茂る静かな無人島。比岐島と同じように東側に無人島の小平市島が並ぶ。
★戦国時代には来島村上氏(水軍)の出城が置かれていた。
★近世には馬の放牧地やクロマツの植林が行われた。
★長い間、島を管理する家族が住んでいたが、昭和40年の国勢調査で人口1人を数え、その年に無人島になった。