●日振島(ひぶりじま)[
宇和海諸島]
★藤原純友が挙兵
●住所/愛媛県宇和島市日振島
●面積/4.01km2
●周囲/27.5km
●標高/197.7m
●人口/246人(R2)・289人(H27)・343人(H22)・391人(H17)・483人(H12)・527人(H7)国勢調査
●アクセス/[
盛運汽船(株)]
[高速船]宇和島港→喜路港→明海港→能登港(57分)
[普通船]宇和島港→嘉島→戸島港→喜路港→明海港→能登港(48分)
概要
★宇和島港から高速船で約1時間、歴史の島・日振島は宇和海(うわかい)に浮かぶ有人島。古くから周囲の海は船の往来が多く、夜になると島の住民が山頂で火を振って合図をしたことから名が付いたと言われている。
★東西に細長く、くねくねと入り江が多いのが特徴的で、入り江には北から能登(のと)、明海(あこ)、喜路(きろ)の3つの集落がある。
★平安時代中期、時の朝廷に反旗を翻し瀬戸内海で暴れまわった藤原純友が拠点にしていたといわれ、純友にまつわる遺構や伝説が残されている。今はハマチや真珠の養殖、一本釣りなどの水産業を中心とした長閑な島。
見どころ
日崎海水浴場…島の中央、明海漁港の北側の海岸。シーズンにはシャワー、更衣室完備のレストハウスがオープンする。
大入(おおね)キャンプ場…島の北部、能登と明海の間の入り江にある静かなキャンプ場。
城ケ森(じんがもり)…明海漁港の裏手の丘。郭(くるわ)、土塁、堀切などの遺構が残されており、藤原純友の砦跡だと考えられている。近くには昭和14年に建てられた「藤原純友籠居之趾」と刻まれた記念碑がある。
みなかわの井戸…藤原純友が使用していたと伝わる井戸。井戸の底板を割って噛むと歯痛が治ると言われている。
沖ノ島のハマユウ…日振島の北にある無人島・沖ノ島にはハマユウの群落が見られる。県指定天然記念物。