●興居島(ごごしま)[
忽那諸島]
★伊予の小富士
●住所/愛媛県松山市門田町/由良町/泊町
●面積/8.47km2
●周囲/27.7km
●標高/282.4m
●人口/1,118人(H27)・1,279人(H22)・1,479人(H17)・1,820人(H12)・2,104人(H7)国勢調査
●アクセス/[
(株)ごごしま]
[フェリー]
高浜港→由良港(15分)/高浜港→泊港(10分)
概要
★興居島は松山市の高浜港からフェリーで15分の距離にある有人島。入り江が多く複雑な地形をしている。聳える小富士(282m)がシンボル。正岡子規は「鶏なくや小富士の麓桃の花」と詠んだ。
★山の斜面での果物の栽培が盛ん。「興居島みかん」は有名。
見どころ
島内神社
天在諸神社(てんざいしょじんじゃ/あめにますもろもろのかみやしろ)…天照大神以前の神々を祀る、いわゆる自然の諸々を神とする古神道。鎮守の杜。
岩神神社…磐長姫命(いわながひめ)を祀る。妹の木花開耶(このはなさくや)姫とともに天孫ニニギに嫁ぐも、醜くい容姿から追い返されてしまった不遇の姫。磐長姫命を祀る神社は全国にも稀。御神体は巨岩で、不老長寿の神として信仰され、海上安全、五穀豊穣、戦いの神として崇められている。
大将軍神社…神武天皇(神日本磐余命[かんやまといわれひこのみこと])を祀る。
中厳前神社(なかごぜじんじゃ)…伊興姫神、市杵嶋姫命、大市媛命が祭神。疫病の防疫神として祀られている。
稲荷大明神…土地の守り神。
和気比売神社(わけひめじんじゃ)…古くは「船越宮」と呼ばれていが明治3年に「和気比売神社」と改称された。和気比売はこの地を治めた越智氏(河野氏)の祖先「小千御子」の母で、この島で亡くなったことから母が居る島ということから「母居島(ぼごしま)」と呼ばれていたが、元禄に「興居島(ごごしま)」と転訛した。
厳島神社…市杵嶋姫(いちきしまひめ)を祀る鎮守。
毎年秋祭りに演じられる
「船踊り」は県指定無形文化財。『
船踊り』「
島の宝100景」。
島の中程にある「鷲ヶ巣海水浴場」。南側の「相子ヶ浜海水浴場」。