●関空島(かんくうじま)(
34.434735/135.236721)
★西日本の玄関口
●住所/大阪府泉佐野市泉州空港北/泉南郡田尻町泉州空港中/泉南市泉州空港南
●面積/10.677km2(1期島:5.15km2、2期島:5.45km2)
●周囲/25km
●標高/5.3m
●人口/空港北:1人(R2)・0人(H27)/空港中:1人(H27)・1人(H22)/空港南:1人(R2)・0人(H27)国勢調査
●アクセス/
関西国際空港アクセス
概要
★大阪湾の泉州沖5kmにある関西国際空港は「関空島(かんくうじまorかんくうとう)とも呼ばれる埋め立てによって造られた島の上にある。1期島と2期島があり、東側の1期島には3,500m(1994年9月4日共用開始)、西側の2期島には4,000m(2007年8月2日共用開始)の滑走路があり、両島合わせた敷地面積は羽田空港や成田空港に次ぐ大きさがある。大阪府泉佐野市のりんくうタウンと橋長3,750mの関西国際空港連絡橋(スカイゲートブリッジR)が結んでいる。
★1975年に開港した長崎空港は日本で最初の海上空港だが、これは既存の
箕島を造成、拡張して造られたもので、何もない海域を埋め立てて建設された完全な人工島の海上空港は関空が世界初となる。その後日本では、中部国際空港(2005年)、神戸空港(2006年)、北九州空港(2006年)と人工島の海上空港が開港している。
★海上空港は比較的用地確保が容易であることや周囲に対する騒音の影響の少なさなどのメリットがある一方、地盤沈下や高波などの自然災害に対処していかなければならないというデメリットがある。沈下は年に数センチレベルにまで抑え込まれているが、常に想定外の事態を考慮してメンテナンスに注視していく必要がある。実際、2018年9月4日には、台風21号の影響で大規模な冠水が発生し、空港機能が停止する事態となった。