三重県の島志摩諸島神島
神島
神島地図
神島(かみしま)志摩諸島
『潮騒』の島
住所/三重県鳥羽市神島町
面積/0.76km2周囲/3.9km標高/170.7m
人口/290人(R2)・348人(H27)・402人(H22)・462人(H17)・534人(H12)・595人(H7)国勢調査
アクセス/[鳥羽市営定期船]鳥羽港→神島(45分)
神島観光船]渥美半島・伊良湖港→神島(15分)
概要
伊良子岬
神島は志摩半島の先端にある鳥羽港と渥美半島の先端にある伊良湖岬との間に浮かぶ周囲約4kmの小島。三島由紀夫の小説「潮騒』の舞台となったことでも知られている。
もともとは甕(かめ)の形に似ていたことから、甕島(かめしま)と呼ばれていたが、島内から奈良・平安時代の祭祀遺跡が見つかったことから、神の里(伊勢神宮)を守る島だったのではないかということで、甕島(かめしま)が転じて神島となったと言われている。
神島港
標高170.7mの灯明(とうめ)山を中心に海岸線まで山が迫り、平地は少なく、集落は北側の斜面に密集している。どこへ行くにも坂道を登ったり降りたりでなかなか大変そうだ。
島を一周できる遊歩道は、港から時計回りに、八代神社、神島灯台、監的哨跡、カルスト地形、小中学校、古里の浜、そしてまた港へと戻る。約4km、ゆっくり歩いて2時間のコース。
漁業が盛んで、伊勢海老・アワビ・真鯛等の高級魚の水揚げもあり、民宿に泊まると豪華な食事でもてなしてくれる。釣りに訪れる人も多い。
見どころ
神島灯台
神島灯台…初点灯は明治43年。電気式灯台としては青森県の尻屋埼灯台に次いで2番目のもの。「日本の灯台50選」。
八代神社(やつしろじんじゃ)…祭神は海の神「綿津見命(わたつみのみこと)」。元旦未明には邪悪を払い、平穏な新年を迎えるという願いを込めた勇壮な祭り「ゲーター祭り」が催される。
伊勢神島祭祀遺物収蔵庫(宝物殿)…国の重要文化財に指定される銅鏡や鉄器、土器など130点余りが保管されている。
監的硝跡
監的哨(かんてきしょう)跡…旧陸軍が伊良湖から撃った試射弾の着弾点を確認するための施設。この廃墟が小説『潮騒』のクライマックスの舞台になった場所。『潮騒』は何度も映画化され、ここを目当てに島に訪れる人も多い。
鍾乳洞…幅2m、高さ1mの入り口から30mほど進むと南側の海岸へ出る。
カルスト地形(不動石)
カルスト地形(不動石)…島の南東にある石灰岩の岸壁。侵食により不動明王のように聳える姿が勇壮。真下の「ニワの浜」は小説『潮騒』で海女達がアワビ獲り競争を行った場所。
古里(こり)の浜…島の南西側にある弓なりの海岸。海水浴に最適。

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