京都府の島馬立島
馬立島
馬立島(うまたてじま)
伝説の王が軍勢を整えた
住所/京都府舞鶴市字田井面積/0.05km2/周囲/1km標高/71m人口/無人島アクセス/舞鶴から府道21号→府道561→田井水ケ浦(約20km、車で約1時間)
概要
大浦半島の北東端にある田井の水ケ浦は県境にある小さな漁港で、南側の正面崎の半島を越えれば福井県に入る。その水ケ浦漁港の1kmほど沖に浮かぶ島が馬立島。
島の海岸は崖が迫る岩場ばかりで上陸には適さない。しかし、磯釣りファンには魅力的だったり、西側の大きな洞窟にはカヤックで探検に訪れる人もいたりで意外と島に近づく人も多いようだ。田井周辺はブリ漁が盛んなところで、馬立島の周りにも大型定置網が仕掛けてあるので近づく時には注意が必要。
島名の由来ははっきりしない。おそらく島の形が馬の背中に見えるといったところかもしれない。
日子坐王(ヒコイマスノキミ)伝説というものがある。日子坐王は『古事記』や『日本書紀』に記される第10代崇神天皇の異母弟で、天皇の命を受けて青葉山に棲む鬼を討伐に来た時、この地で軍勢を整えたと言われている。鬼である玖賀耳之御笠(くがみみのみかさ)率いる反逆者を討つために馬を立て直して進軍したという場所だ。由来であれば面白い。

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