●アンジャ島(あんじゃしま)
★陸繋島
●住所/京都府舞鶴市字小橋
●面積/0.04km2/
●周囲/0.8km
●標高51m
●人口/無人島
●アクセス/竜宮浜まで舞鶴市街地から府道21号を北上(約14km、車で30分)
概要
★舞鶴市の東側を形作る大浦半島を北上し、三浜峠を越えるとアンジャ島がある三浜の海岸へと行き着く。アンジャ島は竜宮浜漁港が造られる時に磯が埋め立てられ陸続きになった。今は車があれば三浜峠越えも苦ではないが、車が通れるような道が整備されたのは昭和30年代後半のこと。それまではようやく歩いて通れるような山道があるだけで三浜や小橋は陸の孤島と呼ばれていた。
★付近の海岸から石器や製塩土器など縄文時代中期から平安時代にかけての遺物が出土している。島内からは丸木舟の製作に用いられたと思われる縄文後期の乳棒状蛤刃大型石斧が2本出土した。
★島名の由来は、流行り病でこの島に隔離され死んだ兄を弟が「兄じゃ、兄じゃ」と忍んで嘆いたという伝説。南北朝騒乱のとき、南朝ゆかりの姫がこの島に行在所(あんざいしょ)を建てて身を隠したことから「あんざいしょ」がなまったという伝説などがある。