●烏辺島(うべじま)
★世久見のシンボル
●住所/福井県三方上中郡若狭町世久見
●面積/0.06km2/
●周囲/1km
●標高/95m
●人口/無人島
●アクセス/JR小浜線の
三方駅から車で約15分
概要
★若狭湾の海岸線は幾つもの内湾を有するリアス式海岸で、烏辺島はその中の一つ、常神(つねがみ)半島と黒崎半島に囲まれた世久見(せくみ)湾の真ん中に浮かぶ無人島。
★標高95m、周囲1kmほどの小島だが、全体をスダジイやタブノキなどの照葉樹が覆い、蒼々とした円錐形の美しい姿は世久見のシンボルとして存在感を示している。
★周囲の海は透明度が高く、海中景観が素晴らしいことから三方海中公園に指定されており、シーズンにはたくさんの人が海水浴やスノーケリングに訪れる。
★常神半島の付根にある塩坂越(しゃくし)という地名は、かつてこの辺りで製塩が行われていたことの名残で、烏辺島からは塩木が切り出されていたという。塩木(しおぎ)というのは海水を煮詰める時に使う薪のこと。
★島名の由来は定かではないが、近くに田烏(たがらす)や鳥浜という地名もあり、鳥が多いことに関係するのかもしれない。