福井県の島亀島
亀島
亀島(がめじま)
千手観音を乗せた弁天島
住所/福井県福井市松蔭町(まつかげちょう)
面積/0.008km2周囲/0.2km標高/23m
人口/無人島
アクセス/福井市街地から車で約40分、国道305号線沿い。
概要
難所で知られた越前海岸も国道305号線の整備が進み、今では日本海の絶景が満喫できる人気のドライブコース。亀島は東尋坊と越前岬の中ほどにある小島で、国道から降りて海岸の遊歩道を散策する人や亀島を眺めながら周囲の岩場で釣りをする人の姿をよく見かける。
海岸裏手の山裾にある糸崎寺には奈良時代から伝わる「仏舞(ほとけのまい)」と呼ばれる伝統芸能が残されている。海から大亀に乗って現れた千手観音の開眼供養の時に、天から降りた菩薩達が祝いの舞を踊ったことが始まりとされる舞楽で、黒の法衣を身にまとい、金色の面を付けた10人の舞い人が境内にある石舞台で舞を奉納するというもの。この舞は国の重要無形民俗文化財に指定されており、西暦の奇数年の4月18日に催される。
亀島は千手観音を乗せた大亀がそのまま留まって島になったと伝えられるもので、確かに見る角度によっては亀が海に泳ぎだそうとしている姿にも見える。背中には松の木が茂り、その茂みの中に祠があり、頭に小さな男の像を載せた弁天様が祀ってあるという。
この島はいろいろな呼ばれ方があって、東尋坊の先にある雄島(おしま)に対しての雌島(めしま)、カモメがたくさんいるので鴎島、弁天様が祀ってあるので弁天島など。そして一番分かり易いのが亀に似ているので亀島。読み方は“かめじま”ではなく“がめじま”。

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19/04/12---Copyright(C)日本の島へ行こう All rights reserved.