山形県の島白山島
白山島
白山島(はくさんじま)[御島(おしま)]
東北の江ノ島
住所/山形県鶴岡市由良2丁目
面積/0.03km2/周囲/0.8km標高/70.1m
人口/無人島
アクセス/JR三瀬駅下車バス15分
概要
白山島は鶴岡市の由良海岸にある島で、浜と170mの橋で結ばれている。対岸の鳥居をくぐり、朱色の橋を渡り、島内の細くて急な石段を登った先に白山神社がある
この島の白山神社は大同年間(806~810)に加賀国(石川県)から白山神を勧請したものだとされ、祭神は菊理媛神(くくりひめのかみ)・伊弉諾尊(いざなぎ)・伊弉冉尊(いざなみ)の3柱が祀られ、毎年4月15日には安全と豊漁を祈願して例大祭が催される。
第32代・崇峻天皇(すしゅんてんのう)は592年、蘇我馬子によって殺されたが、これは日本歴史上唯一の天皇弑逆(しいぎゃく)となった事件だ。この時崇峻の皇子・蜂子皇子は馬子から逃れ船で日本海を北上する際、岩の上で踊る八人の乙女に誘われて鶴岡のこの地に上陸したと伝えられる。蜂子皇子は出羽三山(羽黒山・湯殿山・月山)を開山したことで知られ、また人々の悩みを聞き入れ苦悩を取り除いたことで能除大師(のうじょだいし)と呼ばれ信仰を集めている。白山島の橋の近くには伝承に因んで八乙女のうち美鳳姫(みおうひめ)と恵姫(えひめ)の二像が建てられ、海岸を訪れる人々を迎えてくれる。
由良海岸は夏になるとたくさんの人が訪れる海水浴場で、東北の江の島とも呼ばれている。シーズン中は釣り堀も開かれ(4~10月)、グラスボートの遊覧船が周遊する(7~8月)。地元では御島(おしま)とも呼ばれる白山島は由良のシンボルとして親しまれる存在だ。

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