宮城県の島浦戸諸島朴島
朴島
朴島
朴島(ほおじま)浦戸諸島]
春には菜の花、黄色い島
住所/宮城県塩竈市浦戸朴島
面積/0.15km2/周囲/2.2km標高/23m
人口/10人(R2)・12人(H27)・24人(H22)・35人(H17)・40人(H12)・50人(H7)国勢調査
アクセス/[マリンゲート塩釜
塩竈港桂島野々島寒風沢島→朴島(52分)
概要
市営汽船は塩竃港から桂島、野々島、寒風沢島を経由して浦戸諸島の一番北にある朴島に至る。周囲約2km、宮城県の有人島のなかでは一番小さい。
複雑な地形をした浦戸諸島の島々には様々な伝説が残されており、朴島にも仙台藩の埋蔵金伝説が語られている。島名は宝島から来たという話さえある。他にも、鳳凰(ほうおう)が棲む島、平安時代に烽火(のろし)を上げる島だったので烽島が朴島に変わった、等々いろいろとある。
船着場から北へ5分ほど歩いた所に石碑が立つ場所がある。高さが約90cm、幅が35cmの板碑で、弘安10年(1287年)に建てられたとされ、「孝子の碑(弘安の碑)」と呼ばれている。上部に梵字が刻まれ、島では内海家代々の観音様として供養されてきた。内海家というのは密貿易で巨万の富を築いた内海長者で、鎌倉時代に野々島に移り住み、朴島にも力を及ぼした。
朴島では牡蠣の養殖などの水産業が盛んだが、春になると島一面が黄色く輝く。仙台の伝統野菜“松島白菜”の種を採るための菜の花が栽培されている。病気に弱く栽培が難しいことから一時期は市場から消えてしまった野菜だが、柔らかくておいしい松島白菜を守るために朴島では大切に育てられ、種の出荷が続いている。

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