●鴎島(かもめじま)
★江差のシンボル
●住所/北海道檜山郡江差町
●面積/0.3km2
●周囲/2.6km
●標高/27.5m
●人口/4人(R2)・7人(H27)・8人(H22)・11人(H12)国勢調査
●アクセス/防波堤で陸続きになっている
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函館バス]JR江差線江差駅→鴎島入口(かなり本数が少ない)
JR江差駅から鴎島まで徒歩で30分
概要
★江差(エサシ)という地名を聞くと思い浮かぶのが江差追分とカモメ。カモメがたくさんいるから鴎島ではなく、空から見るとカモメが羽を広げて飛んでいる姿に似ているから名付けられたとか・・・。昔はアイヌの間でカムイシリ(神島)と呼ばれており、それが変化したとも思える。また、江戸時代には弁天様が祭られていたので弁天島とも呼ばれていた。
★“エサシ”はアイヌ語で昆布を意味するそうだが、江戸時代になると江差の港は北前船で賑わっていた。特にニシン漁が行なわれる3~5月の頃は“華のお江戸”より賑やかだといわれたほどだ。江差に立ち寄る船にとっては、鴎島の東側は波風を凌ぐ格好の場所として多くの船が係留されていた。現在でも北前船係留の杭跡が残されている。
★現在の江差の港は整備された静かな佇まいを見せ、鴎島は江差の町の変遷を見守り続けたシンボルとして多くの人に親しまれている。
★鴎島の入口には、戊辰戦争の時にこの地で座礁沈没した幕府の主力艦「開陽丸」が青少年センターとして復元され展示されている。
★島内には遊歩道があり、瓶子岩(へいしいわ)や厳島神社、千畳敷海岸などを見学しながら散策できる。ゆっくり歩いて2時間ほどで島内一周できる。