沖縄県の島慶良間諸島慶伊瀬島
慶伊瀬島
慶伊瀬島図
慶伊瀬島(けいせじま)[神山島・ナガンヌ島・クエフ島](別名:チービシ)慶良間諸島
青と白と透明の世界
住所/沖縄県島尻郡渡嘉敷村字前島
面積・周囲/神山島[面積0.29km2・周囲約2km・標高11m]・ナガンヌ島[面積0.29km2・周囲約3km・標高7m]・クエフ島[面積0.02km2・周囲約0.6km・標高2m]人口/無人島
アクセス/[クルーザー定期船]那覇・泊港(とまりん)→ナガンヌ島(約20分)/那覇北マリーナ→クエフ島(約25分)、神山島へはチャーター船
概要
慶良間諸島の東端、神山島、ナガンヌ島、クエフ島の総称が慶伊瀬島。別名チービシ(慶伊干瀬)。沖縄本島の那覇港から西北西へ約10km、高速船で20~30分で行けるため、渡嘉敷島からというより那覇からのツアーで訪れる人がほとんど。
神山島には灯台(昭和47年初点灯)があり、その周りはこんもりと盛り上がって緑が見える。透明の海とサンゴ礁には定評があり、ダイビングで訪れる人が多い。上陸してみると太平洋戦争当時の残骸か昔の採砂場の跡なのか、人工物の朽ちた姿を見ることができる。実際に沖縄戦の時にはアメリカ軍の砲台が置かれ、ここからも沖縄本島へ向けて砲撃が行われた。ナガンヌ島やクエフ島のようにリゾート色は少なく、島に上陸する人も少なめ。自然が残され、海鳥やウミガメの繁殖地。
ナガンヌ島はブーメランのような横長の形をしている。長い物という意味のナガンヌは全体が白いビーチ。こういった島は写真で見たときの爽やかさとは裏腹に、実際に行ってみると陽射しの強さに閉口してしまう。しかし、ナガンヌ島にはマリンレジャーの会社が用意した施設がおしゃれに並んでいる。陽射しを避けるためのレストコテージ、シャワー・ロッカー・更衣室を備えたパームハウス、水洗トイレもある。何も無い無人島というより、くつろぎや癒しをイメージした、誰でも安心して過ごせるリゾートアイランド。
クエフ島はナガンヌ島をそのまま小さくしたような形をしている。長さ200m、高さは2mほどしかなく、ちょっと高い波が押し寄せてきたらすぐに埋没してしまいそうだ。実際には周りを環礁が取り囲んでいるので、沈むようなことはめったにないが、波が高くなる冬場は上陸できなくなる。
クエフ島にはナガンヌ島のようなコテージもクルーザーが停泊する桟橋もない。島に上陸するには遠く離れた地点にクルーザーを泊めて、マリンジェットやゴムボートで浜まで移動する。
チービシは誰もが一度は憧れる青と白と透明の世界。那覇から僅か20~30分で行ける手軽さもあって人気のスポットだ。しかし、相手は無人島、事前に注意事項や必要なものをチェックしておいたほうが無難だ。

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