熊本県の島天草諸島産島
産島
産島(うぶしま)天草諸島
「海を渡る祭礼」
住所/熊本県天草市河浦町宮野河内
面積/1.94km2周囲/5.7km標高/261.6m人口/無人島
アクセス/天草下島の本渡から国道266号か県道26号線を25kmほど南下(約40分)→上平港から渡し舟で10分
概要
上天草市の松島にも「天草富士」と異名を持つ高杢島があるが、この産島もなだらかな稜線を持つ富士山のような形をしている。穏やかな八代海(不知火海)に浮かぶ姿は趣きがあって、対岸の女岳半島の海岸とともに「新くまもと百景」に選ばれている。
島名は神功(じんぐう)皇后に由来するといわれている。神功皇后とは古事記や日本書紀に出てくる仲哀天皇の皇后で、後に応神天皇となる皇子をお腹に宿したまま「三韓(新羅、高句麗、百済)征伐」を行ったとされる女傑だ。その皇后が朝鮮からの帰途、この地に立ち寄り皇子を産み、産湯としたのが産島八幡宮の脇にある池だとされている。神功皇后に縁(ゆかり)のある地は九州北部を中心に散見される。
産島八幡宮の大祭は毎年10月第4土・日に行われ、「海を渡る祭礼」と呼ばれている。神輿を船に乗せ、対岸の上平十五社宮に渡り、一泊して翌日再び産島へと戻って行くという行事で、海上安全と安産、そして大漁を祈る。神輿船の後ろには大漁旗を掲げた十数隻の漁船が連なり、穏やかな海に彩りを添える。
普段は静かな無人島だが、北側にはキャンプ場やバンガローがあり、シーズンになると釣りや海水浴、無人島探検の家族連れ等が利用して賑やかになる。

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