●通詞島(つうじしま)[
天草諸島]
★イルカと逢える島
●住所/熊本県天草市五和町二江(ふたえ)
●面積/0.60km2/
●周囲/3.9km
●標高/45.0m
●人口/518人(H27)・568人(H22)・640人(H17)・656人(H12)・692人(H7)国勢調査
●アクセス/
【車】熊本市から2時間30分/
天草空港から15分
【産交バス(
時刻・運賃検索)】
本渡バスセンター→(富岡行)通詞バス停(34分)
※通詞バス停から通詞大橋を渡って徒歩10分
【船】島原・
口之津港→鬼池港(
島鉄フェリー)→二江まで約6km
概要
★通詞島は天草下島の北端にある島。昔は瀬戸を手漕ぎの渡し舟が行き来をする長閑な島だった。昭和50年に通詞大橋が開通したことで随分便利になり、車で島を訪れる人も増えたが、天草灘の美しい景色と長閑さは昔のまま残されている。
★「中世に南蛮貿易の通詞(通訳)が住んでいた」、「遠く外国まで漁に出かけたことで、外国語をマスターした漁師が住んでいた」等が島名の由来として語られる。
★東西の端には風力発電の白い風車が風を受けて回転している。西側の風車は1999年4月に建てられ、潮風や落雷による被害を受け一時は存続が危ぶまれたが、島の人達の希望もあり、再び島のシンボルとして復活した。東側の風車は2006年に新たに建てられたもの。
★橋長184mの通詞大橋は幅が狭く、車同士がすれ違う時はちょっと気を使うが、この橋のおかげで島内の道路も整備が進み、温泉やトレーニングルームを備えた「ユメール」や「五和歴史民俗資料館」などの施設も作られ、橋を渡って気軽に訪れる島になった。通詞大橋は毎年クリスマスの頃からお正月にかけてイルミネーションで彩られる。
★沖合いは餌となる魚が豊富なこともあり、昔から野生のイルカが群れることで知られていた。観光の目玉としてイルカウォッチングが行なわれるようになり、今では五和と言えばイルカ、そして通詞島は「イルカと逢える島」として有名。
★対岸にある「沖の原遺跡」は縄文時代から続く遺物が発掘された場所で、九州で初めて製塩土器が見つかった。「
ソルトファーム」では手作りの製塩が行われ、製塩工程の見学や工房での塩づくり体験ができる。
★「
にほんの里100選(
五和町二江)」や「(
イルカが泳ぐ通詞島(pdf))島の宝100景」に選ばれている。