山口県の島萩諸島大島
大島
大島
大島(おおしま)萩諸島
平家の落人伝説
住所/山口県萩市大島面積/3.00km2周囲/8.5km標高/122.7m人口/585人(R2)・677人(H27)・823人(H22)・895人(H17)・955人(H12)・1,069人(H7)国勢調査アクセス/萩港→大島港(25分)[萩海運
概要
萩港から無人島の羽島、肥島を見ながら高速船で25分、平たい台地状の大島に到着。沖縄の隆起珊瑚礁の島にはよくある形だが、大島は19万年前の火山噴火によって形成された。
集落は南側に集中し、台地の上には歯タバコやブロッコリーなどの畑が広がる。農業、漁業ともに盛ん。
壇ノ浦の戦い(1185)で敗れた平家の落人7人が流れ着き開拓したという伝承があり、今でも島民の大半はその子孫と言われ、長岡、池部、国光、刀禰、豊田、吉光、貞光の7つの姓で占めている。
港を少し上がった所にある大島八幡宮は文正元年(1446)の建立だと伝わり、御神体には元永27年(1420)3月23日の銘が入った八幡尊像が安置されている。また「七名塚とチンチキ堂」と言うのは、古い寺と墓地の跡が残る場所。落人にまつわる墓跡ではないかと言われ、夜になると誰もいないのにチンチンと鐘の音が聴こえると噂される。疫神社の脇にある古い宝篋印塔や五重塔も長岡氏などの平家伝説を伝えるものとされる。
断崖と岩礁に囲まれた大島で一番の景勝地とされるのが北端の松島。奇岩の上に点々と伸びる松の木と海食洞の景観が広がる。
南西側にある「カマド」は正面から見ると竃(かまど)の焚き口のようにえぐれた場所で、釣り人が磯に乗る姿も見かける。漁業が盛んな大島には釣りに訪れる人も多く、食堂や島に一軒だけある民宿が利用されている。

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