山口県の島響灘諸島六連島
六連島
六連島
六連島(むつれじま)響灘諸島
びん詰ウニと花栽培
住所/山口県下関市六連島
面積/0.69km2周囲/3.9km標高/103.6m
人口/72人(R2)・87人(H27)・104人(H22)・112人(H17)・159人(H12)・202人(H7)国勢調査
アクセス/[下関市渡船事務所
竹崎港→六連島漁港(20分)
概要
六連島は本州と九州を隔てる関門海峡の響灘側(日本海)に浮かぶ離島。横から見ると平たい円盤のような形をしている。南西に並ぶ馬島は福岡県に属し、間の瀬戸は山口県と福岡県の県境。
南西端にある「音次郎遺跡」は縄文から平安時代にかけての遺物が見つかった場所。『日本書紀』に「没利島(もつりじま)」と記されていたことから、古い時代から「ぼつり」「もつり」「むつり」「むつれ」等と発音される島だった。
島名は周囲に小島が6つ連なって見えた。最初の入植者が島を6等分した。あるいは韓国語の「モッアール(集落)」が語源だとする説、等々諸説ある。また、島の形が蟹の甲羅に似ていることから"かに島”と呼ばれていたこともある。
六連島灯台
島内には海上自衛隊の施設や六連油槽所、明治4年に初点灯した六連島灯台などがある。六連島灯台は現在では最も古い様式灯台の一つとなったが、造られた当時は近代的な灯台として明治天皇が見物に訪れている。
西教寺にある「於軽同行(おかるどうぎょう)の碑」は、真宗を通じて徳を成した女性“お軽さん”を記念して建てられたもの。お軽さんは1801年に六連島で生まれ、夫の裏切りに悩まされたことで仏の教えを知るようになり、熱心に聴聞を重ね、文盲ながら多くの歌を作り仏の教えを広めた。ちなみに同行(どうぎょう)というのは真宗の信者のことで、お軽は、「加賀のお千代」、「大和の清九郎」とともに三同行と言われている。
120万年前の噴火でできた玄武岩の島。中央の小高い丘からは世界でも3ヵ所しかないという雲母玄武岩が見れる。これは海底で噴出した溶岩が雲母を含んだまま急速に冷やされてできたもので、世界でも珍しく国の天然記念物に指定されている。
漁業よりも農業が盛ん。かつてはキャベツが特産だったが、今ではハウスによる花き栽培が主。アルコール漬けの瓶詰ウニの発祥地。

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18/08/15---Copyright(C)日本の島へ行こう All rights reserved.