●笠戸島(かさどしま)[
周南諸島]
★下松市のリゾート島
●住所/山口県下松(くだまつ)市大字笠戸島
●面積/11.77km2
●周囲/36.0km
●標高/255.6m
●人口/1,027人(R2)・1,109人(H27)・1,207人(H22)・1,213人(H17住基)・1,365人(H12)・1,514人(H7)国勢調査
●アクセス/[
防長バス]
JR下松駅→深浦(35分)
概要
★笠戸島は下松市の南海上に位置し、大島半島とともに笠戸湾を形づくっている。入り江が多く、古くから良港として知られていたことから平清盛が厳島神社を宮島に置くかこの笠戸島に置くか悩んだという話も残されている。
★江戸時代には徳山湾や笠戸湾は毛利藩の三白政策(米・塩・紙)により積荷を運ぶ船で賑わいを見せ、笠戸島の入り江にも風待ち・潮待ちの船が並んだ。そして、明治・大正と近代化の波で企業の進出が始まり、大正7年に江の浦に大型船の建造や修理を行う「笠戸船渠(せんきょ)会社」が設立され島の主力産業として発展し、昭和63年には「
新笠戸ドック」と名を変え活躍を続けている。
★昭和45年に笠戸大橋(156.2m)が開通し、下松市街から手軽に渡れるようになった。昭和の始め頃は八十八か所霊場巡りで参拝者が多く訪れたこともあったが、船での来島には限りがあり観光客増加には至らなかった。
★架橋後は「国民宿舎大城(おおじょう)」や「笠戸島ハイツ」、オートキャンプ場やバーベキュー施設を備えた「家族旅行村」などが整備され、釣りやキャンプに多くの客が訪れる島となり、「笠戸の火祭り」などの霊場復活の催しも行われている。