山口県の島萩諸島櫃島
櫃島
櫃島
櫃島(ひつしま)萩諸島
リュウキュウエノキ
住所/山口県萩市櫃島
面積/0.83km2周囲/4.0km標高/90.2m
人口/2人(R2)・2人(H27)・2人(H22)・2人(H17)・14人(H12)・19人(H7)国勢調査
アクセス/定期船は無く、島民は自家用船を利用
概要
萩市の沖合いには6つの平らな島が並ぶ。萩六島とも言われているが、かつては六島村に属した島々で、今から20万年から6万年前の火山噴火によってできた台地群が海に沈んで島となった。噴出した溶岩が比較的柔らかいものだったことから平坦な形になったと言われている。
櫃島は六島村の主島だった大島の北西約1.2kmに浮かぶ平坦な台地状の島。形がお櫃のような楕円形をしているので名付けられたのだと思われるが、永正5年(1508)の大井八幡宮の古文書には「志都島(しつしま)」との記載がある。室町期末には志都島から同神社へ農産物や人役などの献納があったとされ、その頃には既に人の住む島だったことが分かる。壇ノ浦の戦い(1185)で破れた平家の落人が辿り着いて開拓したという言い伝えがある。
葉たばこ
集落は港から登った台地にあるが、過疎と高齢化が進み、平成17年の国勢調査では葉タバコの栽培を営むご夫婦2人だけになってしまった。このご夫婦も本土から自家用船でこの島まで通っている状況で、限りなく無人島に近い島と言える。
一面に広がっていた葉タバコ畑もごく僅かを残すばかりとなり、すっかり人けが無くなってしまった。集落の奥には600年以上の歴史があると言われる櫃島八幡宮、その境内には日本最大のリュウキュウエノキが時の流れを見つめている。

関連リンク

萩市

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櫃島の宿
櫃島に宿はない
萩の宿[じゃらん]

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