岡山県の島長島
長島
長島
長島(ながしま)
療養所の島
住所/岡山県瀬戸内市邑久町
面積/3.52km2周囲/16.0km標高/98.7m
人口/486人(H27)・680人(H22)・?人(H17)・1,077人(H12)・1,432人(H7)国勢調査アクセス/[東備バス]西大寺バスセンター→光明園・長島愛生園(1時間)
概要
瀬戸内市東部、虫明(むしあげ)の海に浮かぶ2つの島。2つ島の間は50mほどの瀬戸があるが橋で繋がっており、両方共に長島と呼ぶ。昭和63年5月、本州と長島を結ぶ邑久長島大橋が開通。平成元年に定期船は廃止になり定期バスが運行開始している。
「延喜式」には備前国長島馬牛牧とあり、古代においては牛牧、馬牧として利用されていた。備前藩時代にも島全体が筆頭家老職をつとめた伊木家の領地で馬牧だった。
東端の楯崎・船越とも名勝地で、とくに船越は俗に虫明八景のひとつに数えられている。
昭和の初めまでは20世帯あまりが半農半漁の生活を営んでいた。昭和5年にわが国初の国立ハンセン病療養所「長島愛生園」が設立され、さらに同10年には国立療養所「邑久光明園」の前進「外島保養院」が移転、長島に2つのハンセン病療養所が置かれることになる。
平成8年には90年間におよぶ隔離政策の根拠となった「らい予防法」が撤廃、治療法が確立された現在でも後遺症に苦しむ入所者が生活を続けている。

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