広島県の島芸備群島佐木島
佐木島
佐木島地図
佐木島(さぎじま)芸備群島
漁師のいない島?
住所/広島県三原市鷺浦町
面積/8.72km2周囲/18.2km標高/266.5m
人口/585人(R2)・681人(H27)・820人(H22)・965人(H17)・1,134人(H12)・1,321人(H7)国勢調査
アクセス/【フェリー】三原港→佐木港(25分)[土生商船G
三原港→向田港(35分)[三原海陸運輸]/因島・重井港→向田港(12分)/【旅客船】三原港→向田港(20分)/【高速船】生口島・瀬戸田港→向田港(10分)
概要
佐木島写真
佐木島は芸備群島を構成する島の一つで、三原市の南約3kmの海上に位置する。東に因島、南に生口島、南西には高根島と多くの島々に取り囲まれている。形は草鞋のような楕円形をしており、中央に大平山(267m)と狗山(いぬやま:251m)の二つの尖った山が競い合っているのが特徴。
大野浦海水浴場
海岸線は変化に富み、海水浴が楽しめる白砂の浜や磯釣りのポイントも点在している。特に北部の大野浦海岸や柄鎌(えがま)瀬戸は自然海浜保全地区として景観が保護されている場所で、釣りや海水浴に人気。
産業は農業が中心で、殺生を嫌うという理由から漁業は根付かず、漁師のいない島といわれている。特産品は麓の段々畑で栽培される柑橘類、メロン、スイカ、ワケギなどが挙げられる。しかし島外に働きに出る人も多く、次第に島の産業も元気を無くしているのが現状で、元気を取り戻そうとトライアスロン大会や昭和の時代に盛んだった潮干狩りを復活させようと色々な試みがなされている。トライアスロン大会は毎年8月の最終日曜日に開催され、年々盛況さを増している。
見どころ
磨崖和霊石地蔵(まがいわれいしじぞう)…高さ2.7m、幅4.7mの巨岩の側面に地蔵が彫り込まれているもので、鎌倉時代の正安2年(1300)の作とされる。満潮時には首まで海に浸かり、埋もれてもなお祈り続ける仏の姿に心が動かされる。地蔵仏の両脇に刻まれる銘文に「殺生禁断」の文字があり、これがこの島で漁が行われない理由かもしれない。県指定文化財。
向田亀山八幡宮…天治元年(1124)に京都石清水八幡宮の分霊が勧請された。京都と同じ「左三つ巴」の紋が使われている。
寺山三十三観音
寺山三十三観音…天明6(1786)年に安置された三十三躰の観音地蔵。天明の大飢饉での被害を憂い、家内安全、五穀豊穣を祈願し安置された。
安楽寺山門…三原城内にあった浅野忠英(ただふさ)邸の御成門を明治10年に移築したもので、天正年間(1573~91)の築造だとされる。市指定重要文化財。

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