広島県の島走島群島走島
走島
走島地図
走島(はしりじま)走島群島
漁業の島
住所/広島県福山市走島町
面積/2.09km2●周囲/7.8km標高/179.4m人口/343人(R2)・410人(H27)・570(H22)・700人(H17)・777人(H12)・904人(H7)国勢調査
アクセス/[走島汽船]鞆港→走島(25分)
概要
走島は名勝“鞆の浦”の南東およそ6kmの海上に位置する。
標高180mの高山を頂点として、天狗山(147m)、扇山(131m)、八幡山(120m)などの山々が連なり、北に本浦、南に浦友、東に唐船(とうせん)の3つの集落がある。
本浦走港
昔から漁業が盛んで、現在は海苔の養殖やイワシ漁などが主産業で、港には多くの漁船が並ぶ。
福山市鞆港から25分、釣り人も多く訪れ、民宿も3軒ほどある。
見どころ
唐船の伝説…唐船漁港の沖合いに津波と地震で海に沈んだ町があったとう。室町時代、瀬戸内海を勘合貿易の船が往来した時代、“唐船千家の市”と呼ばれた町には寺社や盛り場もあり、潮待ちの船で賑わいを見せていたが、この地震の後は生き残ったものも島を離れ無人島になった。
村上庄屋旧宅
村上庄屋旧宅…元和9年(1623)、福山藩主・水野勝成は無人島だった走島と周辺の島々の開拓者を募り、申し出た村上太郎兵衛義光とその家臣4家族に託した。村上太郎兵衛義光は水軍村上氏の流れを汲み、鯛網漁の一種「しぼり網(縛り網)」の考案者としても知られている。年貢を免除されたこともあり、この島の領主として地位を築き、繁栄は昭和初期まで続く。屋敷は3000坪にも及ぶものだったが、現在は「村上庄屋旧宅」として毘沙門や母屋が残されている。
天女が浜
天女が浜…地元では「南の浜」と呼ばれる自然砂浜。弓なりの白砂の浜が美しい。
唐船鼻岩…島の東側の切り立った断崖。引き潮の時にトンネルが出現する奇岩がある。

関連リンク

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