愛媛県の島上島諸島弓削島
弓削島写真
弓削島地図
弓削島(ゆげじま)上島諸島
塩の荘園
住所/愛媛県越智郡上島町
面積/8.61km2周囲/18.0km標高/325.0m
人口/2,171人(R2)・2,835人(H27)・2,885人(H22)・3,063人(H17)・3,189人(H12)・2,855人(H7)国勢調査
アクセス/[家老渡フェリー][芸予汽船][弓削海上タクシー
因島・家老渡港→上弓削港(5分)
尾道駅前港→尾道新港→因島・土生港→弓削港(48分)
因島・土生港→生名島→弓削港(10分)
土生港→伯方島・木浦港→生名島→弓削港(20分)
今治港→大島→伯方島→岩城島→佐島→弓削港(1時間)
概要
弓削島は、島々が密集する瀬戸内海の中央、「しまなみ海道」が通過する因島の南側に位置する。隣の佐島とは架橋されているが、本土への移動は船に頼る離島。
久司山からの展望
標高325mの三山(みやま)を頂点に、立石山(314m)、古法皇山(ふるほうざん:279m)が連なり、法王ケ原など白砂の美しい海岸を有する風光明媚な島。
古くは島の形から「くし島(櫛島、串島、久司島)と呼ばれ、島内からは旧石器時代後期のナイフ型石器や古墳時代後期の古墳群が見つかっている。弓削島という名前は、弓の製造に携わった弓削部(ゆげべ)の人々が移り住んだことが由来だと言われている。
平安時代には藤原氏、鎌倉時代には京都・東寺の荘園として大量の塩を納めていたことから「塩の荘園」といわれ、広く知られていた。江戸時代になると製塩は衰退し、交通の要衝であったことから海運業や風待ちの港として発達をみせた。
明治34年(1901)に弓削海員学校(現国立弓削商船高等専門学校)が設立され、多くの船乗りを輩出。農業や漁業も行われているが、造船関係の仕事に従事する人の割合が多い。
特産は弓削海苔やミカン、ハッサクなど。弓削に流されたといわれる道鏡にちなんで「道鏡クッキー」などの土産物もある。
見どころ
弓削大橋
弓削大橋…弓削島と佐島を結ぶ橋。全長980m(橋梁部325m)の鋼斜張橋。平成8年3月完成。片側に幅2mの歩道が併設されているので自転車も通行しやすい。「せとうち交流館」にレンタサイクルあり。
上弓削地区の町並み…「雁木」や「腰なまこ壁」など今では珍しくなった古い町並みを見ることができる。
松原海水公園
松原海水浴場…長さ200mの白砂の浜が弧を描く。「快水浴場百選」にも選定されている美しい海水浴場。南側に広がる青松林は県指定名勝「法王ヶ原」
弓削神社…弓削道鏡伝説が残る神社。
定光寺(じょうこうじ)観音堂…寛政4年(1463年)の建立と伝わる観音堂。釘などの金具を一切使用しない組物型式で昭和52年に国の重要文化財に指定。
東泉寺…薬師如来像が安置されている。5月の薬師祭には大勢の参詣者が集まる。
久司山展望台…標高142mの久司山にある展望台。瀬戸内が一望できる。また、古墳時代後期のものと思われる5基の横穴式石室を持つ古墳群も発掘されている。
海水温浴施設“潮湯(しおのゆ)”…タラソテラピー(海洋療法)の考え方を取り入れ、海水を利用した温浴施設。港の近くにあり、交流の場にもなっている。10:00~21:00。月曜休館。入浴料大人500円。入浴の際は水着水泳帽着用。受付にて水着の販売あり。

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