和歌山県の島苅藻島
苅藻島
苅藻島(かるもじま)
明恵上人
住所/和歌山県有田郡湯浅町大字栖原面積/北苅藻島0.005km2・南苅藻島0.006km2周囲/北苅藻島0.68km・南苅藻島1.8km標高/北苅藻島25m・南苅藻島38m人口/無人島アクセス/最寄駅:JR紀勢本線湯浅駅
概要
和歌山県有田郡湯浅町、湯浅湾にある無人島。大小2つの島からなり、大きいほうを南苅藻島または立苅藻島、小さいほうを北苅藻島または横苅藻島という。海藻を刈り取るための島だったことから名がついたといわれる。古くは苅麿島という表記も見られたようだ。
明恵上人
鎌倉時代前期の華厳宗の僧・明恵(みょうえ)が弟子をともなってこの島で修行したといわれている。明恵は、建永元年(1206年)、後鳥羽上皇から栂尾の地を下賜されて高山寺を開山した僧だが、30歳前後は紀伊国内を転々としながら修行を重ねている。おそらくその頃、この島で修行を行ったものと思われる。南苅藻島の頂上部に明恵修行の場として宝篋印塔が建てられている。また、北苅藻島の南東部には明恵上人座像が置かれている。上人は後年、この島での修行を恋しく思い出して、島に宛てた恋文を出したという逸話もある。昭和49年に「明恵上人遺跡苅藻島」として県の史跡に指定された。

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湯浅町

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20/03/16---Copyright(C)日本の島へ行こう All rights reserved.