京都府の島毛島
毛島
毛島(けしま)
京都府最大の島
住所/京都府舞鶴市大字田井面積/0.38km2/周囲/3.5km標高/187m人口/無人島アクセス/田井漁港から釣船
概要
毛島は大浦半島先端・成生岬の東方約1kmの海上に浮かぶ無人島。岩場や崖が続き険しく切り立っている。頂上から中腹にかけてはコナラやスダジイ、黒松などが群生しており、遠くから見ると動物の毛が生えているように見えたことから毛島と呼ばれるようになったと言われている。
平地は少なく全体が花崗岩の島での定住は難しそうだが、第二次大戦中に開拓が行われ、島の南部に300坪ほどの畑が作られていた。これは田井からの出作で定住があったかどうかは定かではないが、過去に何度か入植、定住の試みがなされたことは想像ができる。しかし、地形も位置も人を受け入れるにはなかなか難しく、毛島は京都府で一番大きな島であることを主張することもなく、静かに半島の端に浮かんでいる。
周辺の海は昔から好漁場として知られ、中世の頃よりブリ刺網を中心とした漁業が盛んで、この辺りで獲れたブリは良質なものとして領主への献上品になっていた。江戸期には事故などもあり発展は見られなかったが、明治41年に毛島の東側に大敷網が設置されてからは水揚げも増え、田井や成生ではブリ御殿が建つほどに潤った。
今でも周囲には大型定置網が設置され、ブリやイワシ等が水揚げされている。しかし、かつて漁場争いが起こった頃の活気はなくなり、港に昔の面影を残すだけの静かな漁場の光景が広がっている。

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