「島」とは「島の数」とは?
「島」とは「国連海洋法条約第121条」では「自然に形成された陸地であって、水に囲まれた高潮時においても水面上にあるもの」とされている。
世界には、ユーラシア大陸・アフリカ大陸・北アメリカ大陸・南アメリカ大陸 ・南極大陸・オーストラリア大陸の6大陸があり、これ以外の「水で囲まれている陸地」のことを島と定義すれば、北極に近いグリーンランドが一番大きな島ということになる。
日本では、北海道・本州・四国・九州のことを本土と呼び、それ以外の水で囲まれた陸地を島と呼ぶことが多い。また、「~岩」、「~瀬」、「~礁」、「~碆」、「中州」などと名が付いているものもあり、こういう所も島数に含めることもある。
1987年に海上保安庁によって発表された「島を数える上での定義」は、
1. 周囲が0.1km以上のもの
2.何らかの形で本土とつながっている島について、それが橋、防波堤のように細長い構造物でつながっている場合は島とし、それより広くつながっていて本土と一体化しているようなものは除外
3.埋立地は除外

というものだ。
これに基づいて海上保安庁が地図上で数えた島数が「6,852」。長い間この数が使われてきたが、国土地理院が2022年1月の電子国土基本図から数えた島数は「1万4,125」になったと公表した。これには「北海道、本州、四国、九州、沖縄本島」それに「北方領土」が含まれている。
また、国土交通省は令和2年の国勢調査の結果に基づいて、「有人島416、無人島13,705」としている。これには「北海道、本州、四国、九州」は含めず、日本人が住まない「北方領土」は無人離島とし、北方領土の島数は178としている。

●日本の島へ行こう

日本の島1万4000に倍増
無人離島の国有化完了--2017/4/6記事

Copyright(C) 日本の島へ行こう All rights reserved.